こじまはんとう【児島半島】
岡山県南部、瀬戸内海に臨み児島湾を抱く半島。かつては吉備 (きび) 児島と呼ばれる大きな島だったのが、高梁 (たかはし) 川・旭川などの沖積作用で近世初期に陸続きになった。主に丘陵性の山からなり、東部の金甲 (きんこう) 山(標高403メートル)、南西部の国指定名勝の鷲羽 (わしゅう) 山(標高113メートル)は瀬戸内海国立公園に含まれる。東半分部は玉野市、北東端は岡山市、南西部は倉敷市。西端に水島臨海工業地域の一部が位置する。
こじままさじろう【小島政二郎】
[1894〜1994]小説家・随筆家。東京の生まれ。小説「一枚看板」で地位を築き、後年は新聞や大衆雑誌に連載した通俗的な小説で人気を獲得。旧知の作家を回想した作品でも知られる。作「わが古典鑑賞」「眼中の人」など。