御座を直す
若衆が主君の身の回りの世話をする。また、主君の伽 (とぎ) をする。「榊原小平太、是は家康—・したる者なり」〈甲陽軍鑑・一七〉
ござうち【茣蓙打ち】
1 ござを編むこと。また、その職人。 2 表面に畳表をつけること。また、それをつけたもの。特に、足の裏に当たる部分に畳表を張った下駄。表付き。
ござづつみ【茣蓙包み】
1 ござで包むこと。また、その包んだもの。 2 江戸時代、乗り物を許された大名以下の武士が通常用いた駕籠 (かご) 。御座包み。
ござなおし【御座直し】
1 謁見のときに主君が自らの座を移して、相手に敬意を表すこと。「—の侍、御目見得の時、君の御座を直し給ふは臣下の面目也」〈松屋筆記〉 2 《御寝所を整える女の意から》めかけ。「この奉公に出る女をめかけ、てかけとも、又は莚敷 (むしろしき) 、—とも異名あり」〈浮・好色床談義・三〉
ござのま【御座の間】
1 貴人の着座する正面の間。 2 貴人のふだんいる部屋。御座所。
ござぶね【御座船】
1 貴人の乗る船。また、将軍や大名などの乗る豪華な船。 2 川遊びの屋形船。「芝居の果てより—をさし寄せ」〈浮・一代女・三〉
ござむしろ【茣蓙筵】
「茣蓙」に同じ。
ござめ【茣蓙目】
ござの筋目。また、大判金などの表面に刻んだ、ござの筋目模様。