さる‐もの【^▽然る物】

の解説

［連語］

1. １ そのようなもの。

   1. 「なでう、—をかもておはする」〈宇津保・吹上下〉

1. ２ もっともなこと。

   1. 「灌仏 (くわんぶつ) のころ…と、人の仰せられしこそ、げに—なれ」〈徒然・一九〉

さる‐もの【^▽然る者】

の解説

［連語］

1. １ なかなかの人物。あなどれない人。重んじる価値のある人。「敵も—」

1. ２ ある人物。某。個人名を明らかにできないような場合にいう。「—から得た情報」

1. ３ そのような人物。そういう人物。

   1. 「尚侍 (ないしのかみ) 望みし君も、—の癖なれば」〈源・真木柱〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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