さんかぎんでんち【酸化銀電池】
正極に酸化銀(Ⅱ)か(Ⅰ)、負極に亜鉛、電解液に水酸化ナトリウムか水酸化カリウムの水溶液を用いた電池。現在実用のボタン型一次電池は正極に酸化銀(Ⅱ)と(Ⅰ)を共存させ、電解質に水酸化ナトリウムを用いたもので、電圧約1.5ボルト。腕時計・カメラなどに使用。銀電池。
さんかぎんボタンでんち【酸化銀ボタン電池】
⇒酸化銀電池
さんかクロム【酸化クロム】
クロムと酸素の化合物。ふつう酸化第二クロムCr2O3をいう。緑色の粉末で、ガラス・陶器の着色剤に使用。酸化第一クロムCrOは黒色の粉末、三酸化クロムCrO3は赤色の針状結晶。
さんかこうそ【酸化酵素】
⇒オキシダーゼ
さんかざい【酸化剤】
他の物質を酸化しやすく、自身は還元されやすい物質。酸素・オゾン・塩素・二酸化マンガン・過酸化水素・硝酸など。
さんかしはらい【参加支払】
為替手形・約束手形で、満期の前後を問わず、引き受けまたは支払いの拒絶などの遡求 (そきゅう) 原因が生じた場合に、遡求を阻止するために支払人または引受人以外の第三者が手形の支払いをすること。栄誉支払。
さんかすいぎん【酸化水銀】
水銀の酸化物。 1 酸化水銀(Ⅰ)(酸化第一水銀)Hg2O 第一水銀の溶液にアルカリを過剰に加えたときに生じる黒色の沈殿物。黒降汞 (こくごうこう) 。黒色酸化水銀。 2 酸化水銀(Ⅱ)(酸化第二水銀)HgO ㋐水銀を沸点に近い高温で長時間熱したときに生じる赤色の粉末。毒性が強く、塗料・殺菌剤などに使用。赤色酸化水銀。 ㋑昇汞水 (しょうこうすい) 溶液に苛性 (かせい) アルカリを作用させたときに生じる黄色の粉末。猛毒。黄色酸化水銀。
さんかすいぎんでんち【酸化水銀電池】
⇒水銀電池
さんかすう【酸化数】
化合物中の各原子に、ある一定の方法で電子を割り当てたとき、その原子がもつ電荷の数。物質の酸化還元反応を電子のやりとりから説明するのに用いる。一般に酸化された場合には酸化数が増し、還元されると減少する。
さんかすず【酸化錫】
錫の酸化物。酸化錫(Ⅱ)(酸化第一錫)SnOは黒色粉末。酸化錫(Ⅳ)(酸化第二錫)SnO2は白色粉末。いずれも水に溶けにくい。天然には錫石として産出し、乳白ガラス・エナメルの製造などに使用。