さんだいがさ【参内傘】
公卿などが参内のとき従者に持たせた長柄の妻折傘 (つまおりがさ) 。白麻の袋に納めて持参させ、降雨のときに背後から差し掛けさせた。
さんだいきゃくしき【三代格式】
平安前期、嵯峨・清和・醍醐の3天皇の時代に定められた、弘仁格式・貞観格式・延喜格式のこと。→格式
さんだいしゅう【三代集】
平安時代の勅撰和歌集である古今集・後撰集・拾遺集のこと。古くは、万葉集・古今集・後撰集の3集をいった。
さんだいそうおん【三代相恩】
祖父以来3代にわたって主君に仕えて恩を受けること。三代重恩。「大恩ある—の御主人」〈伎・幼稚子敵討〉
さんだいそくぜ【三諦即是】
仏語。空・仮 (け) ・中の三諦は本来一体のものであるということ。三諦円融。
さんだいでん【参内殿】
京都御所内に設けられた殿舎。常御殿の西、御車寄せの内にあり、皇族・大臣などが参内する際にここから入った。