そがのいなめ【蘇我稲目】
[?〜570]飛鳥時代の豪族。崇仏派の中心となり、物部 (もののべ) ・中臣 (なかとみ) 氏らと対立。皇室と姻戚関係を結び、蘇我氏全盛の礎をつくった。
そがのいるか【蘇我入鹿】
[?〜645]飛鳥時代の豪族。蝦夷 (えみし) の子。皇極天皇に仕えて権勢を振るい、山背大兄王 (やましろのおおえのおう) の一家を滅ぼして全盛を誇ったが、大化の改新で中大兄皇子 (なかのおおえのおうじ) らに暗殺された。
そがのうまこ【蘇我馬子】
[?〜626]飛鳥時代の豪族。稲目の子。排仏派の物部守屋を滅ぼし、崇峻天皇を暗殺して実権を握った。日本最初の史書といわれる「天皇記」「国記」を撰録。
そがのえみし【蘇我蝦夷】
[?〜645]飛鳥時代の豪族。馬子の子。父を継いで大臣となり、専横を極めた。子の入鹿 (いるか) が暗殺されると、自邸に火をつけて自殺。
そがのくらやまだのいしかわのまろ【蘇我倉山田石川麻呂】
⇒蘇我石川麻呂 (そがのいしかわのまろ)
そがは【曽我派】
日本の漢画系の画派。室町時代に曽我蛇足を始祖的な存在とする画派が現れ、安土桃山時代には曽我直庵、江戸時代には曽我蕭白の一派が活躍した。
そがまつり【曽我祭】
江戸の歌舞伎劇場で、曽我狂言を正月から5月まで継続興行した年に、曽我兄弟のあだ討ちのあった5月28日を中心に行った祭礼行事。文政期(1818〜1830)まで続いた。《季 夏》
そがもの【曽我物】
曽我兄弟の事跡を主題とした能・幸若舞 (こうわかまい) ・浄瑠璃・歌舞伎などの作品の総称。「元服曽我」「小袖曽我」「夜討曽我」など。→曽我狂言
そがごろう【曽我五郎】
⇒曽我時致 (ときむね)
そがじゅうろう【曽我十郎】
⇒曽我祐成 (すけなり)