たのみおさめ【頼み納め】
江戸時代、質入れした田畑からの収穫全部を質取人が利得とし、質入人は高額の質金を得た代わりに年貢・諸役を負担すること。幕府はこれを禁止した。らいのう。
たのみきり【頼み切り】
たよりきること。また、そのもの。「吹雪面を撲 (う) って、—の提灯の半丁ごとに消うる夜」〈蘆花・思出の記〉
たのみだる【頼み樽】
結納 (ゆいのう) として贈る酒樽。「媒 (なかだち) を入れて、—をしかけておくられける」〈浮・一代女・五〉
たのみて【頼み手】
頼む側の人。依頼をする人。
たのみでら【頼み寺】
代々帰依 (きえ) してとむらいをしてもらう寺。菩提寺 (ぼだいじ) 。「—へ願うて袈裟も衣もちゃんと請けて置いたてや」〈浄・歌祭文〉
たのみどころ【頼み所】
1 たよりにする所。たのみとする人。たよりどころ。「君より他に—がない」 2 依頼する事柄。「—を明確にする」
たのみのつな【頼みの綱】
頼りにしてすがる人や物を綱にたとえていう語。「—が切れる」