ちはつちゅうせいし【遅発中性子】
核分裂の後に約0.3秒から80秒遅れて放出される中性子。核分裂直後に即発中性子が放出されたあと、不安定な状態にある核分裂生成物から、β崩壊により放出される。核分裂で放出される中性子のうち、99パーセントは即発中性子、1パーセントは遅発中性子であり、数少ない遅発中性子が原子炉の制御に重要な役割をもつ。遅延中性子。
ちはつせいきんにくつう【遅発性筋肉痛】
運動後、数時間から数日経過して発生し、1週間程度で消失する筋肉の痛み。痛みが起こる機序は解明されていないが、運動によって筋線維に生じた微細な損傷を修復する過程で起こる炎症反応が原因とする説が有力。DOMS(delayed onset muscle soreness)。
ちはつげっけい【遅発月経】
16歳を過ぎて月経が始まること。16歳までに初経がない場合は、原発性無月経かどうか調べる必要がある。 [補説]15歳を過ぎて18歳になるまで初経をみない状態をいう場合もある。なお、日本産婦人科学会では、15歳以降に初経を迎えた状態と迎えていない状態を区別するため、15歳を過ぎて月経が始まった場合を「遅発初経」、15歳を過ぎて18歳になるまで月経が始まっていない場合を「初経遅延」、18歳を過ぎても月経が始まらない場合を「原発性無月経」と呼び、遅発月経という用語は使用しない、としている。
出典:青空文庫
・・・に任せ前後の考もなく薙髪などするは愚の極なり忘れてもさる軽挙・・・ 二葉亭四迷「遺言状・遺族善後策」
・・・到着候時、三斎公は御薙髪遊ばされ候てより三年目なりしが、御茶事に・・・ 森鴎外「興津弥五右衛門の遺書」
・・・節、当時松向寺殿は御薙髪遊ばされ候てより三年目なりしが、御茶事に・・・ 森鴎外「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」