つくりご【作り碁】
囲碁で、中押 (ちゅうお) しでなく、最後まで打って、地 (じ) を作り直して数える碁。また、そのように、地合いの差が接近している碁。作碁 (さくご) 。
つくりごえ【作り声】
地声でない、こしらえた声。また、ある人や動物に似せた声。「—で電話する」
つくりごと【作り言】
実際にはないことを、あるかのように言うこと。また、その言葉。そらごと。うそ。「—にだまされる」
つくりごと【作り事】
1 実際にない出来事をあるかのように作り出した事柄。こしらえごと。「この手記は大部分が—だ」 2 人工を加えて作ったもの。「この岩根の松も、こまかに見れば、えならぬ—どもなりけり」〈源・少女〉
つくりこみ【造り込み】
日本刀で、刀身の造形。鎬 (しのぎ) 造り・平造りなど。
つくりざかや【造り酒屋】
酒を醸造して卸す店。小売りの酒店に対していう。
つくりざけ【造り酒】
酒を醸造すること。また、醸造した酒。醸酒 (じょうしゅ) 。
つくりじ【作り字】
1 日本で、漢字をまねて作った文字。「峠」「辻 (つじ) 」「畑」など。国字。 2 自分勝手に作った字。 3 物などを並べて文字の形を作ること。また、その文字。
つくりだ【作り田/佃】
「つくだ(佃)1」に同じ。「—の刈るべき君が御代なればいなふさ山の豊かなりけり」〈夫木・二〇〉
つくりだおれ【作り倒れ】
不作のために身代の倒れること。「こちの隣に分限者 (ぶげんしゃ) の—があったげな」〈浄・八百屋お七〉