つしまいろは【対馬伊呂波】
《対馬の人がこれによって梵音 (ぼんおん) を伝えたというところから》五十音の異称。
つしまおん【対馬音】
古く、日本に伝来した漢字音の一。後世、呉音と同じものとされた。欽明 (きんめい) 天皇の時、百済 (くだら) の尼僧、法明が対馬に来て呉音で維摩経 (ゆいまぎょう) を読んで仏教を伝えたという伝承による。つしまごえ。
つしまかいきょう【対馬海峡】
長崎県対馬・壱岐 (いき) 間の東水道、および対馬・朝鮮半島間の西水道の総称。一般には東水道をさし、西水道を朝鮮海峡とよぶ。
つしまかいりゅう【対馬海流】
黒潮から分かれ、東シナ海から対馬海峡を経て日本海東側を流れる暖流。津軽海峡から太平洋へ出る津軽暖流と、北海道西岸を北上する宗谷暖流とに分かれる。対馬暖流。
つしまし【対馬市】
⇒対馬
つしまし【津島市】
⇒津島
つしまじんじゃ【津島神社】
愛知県津島市神明町にある神社。祭神は建速須佐之男命 (たけはやすさのおのみこと) ・大穴牟遅命 (おおなむちのみこと) 。牛頭天王 (ごずてんのう) 社。
つしまど【対馬砥】
対馬から産出する砥石 (といし) 。かみそりの研ぎ出しなどに用いる。
つしままつり【津島祭】
津島神社の祭礼。陰暦6月14、15日(現在は7月の第4土・日曜日)に行われる。神輿 (みこし) をのせ、500個ほどの提灯 (ちょうちん) をともした5隻のだんじり船が笛に合わせて対岸のお旅所にもうでるほか、種々の神事がある。津島川祭。天王祭。《季 夏》
つしまやき【対馬焼】
対馬から産出した焼き物。ふつう、朝鮮の釜山窯 (ふざんよう) のものも含めていう。享保(1716〜1736)ごろ朝鮮の陶法が伝えられて創始。茶器が主で、陶器のほか磁器も焼いた。