とけいいでんし【時計遺伝子】
生物の体内でサーカディアンリズムを制御する遺伝子の総称。約24時間を周期として発現し、特定のたんぱく質を生成・分解することで、体内のさまざまな生理機能を制御していることがわかっている。 [補説]1984年、J=ホール、M=ロスバシュ、M=ヤングがショウジョウバエの時計遺伝子「ピリオド」を発見し、その仕組みを分子レベルで解明。2017年、同業績によりノーベル生理学医学賞を受賞した。
とけいはんのう【時計反応】
時間的に規則的な周期性をもって変化したり、一定の時間が経過したのちに突然性質が変化したりする化学反応。前者は振動反応に分類される。ベロウソフ・ジャボチンスキー反応やヨウ素時計反応などが知られる。