連語《格助詞または断定の助動詞「たり」の連用形「と」に、サ変動詞「す」の連用形「し」、接続助詞「て」の付いたもの》
  1. …の資格で。…の立場で。「公人—発言する」「親—当然のことをしたまでだ」

  1. それまでの話の内容をひとまず保留して、別の話題に移る意を表す。「仕事はいい—、からだのぐあいはどうだい」

  1. (下に打消しの語を伴って)例外なく全部である意を表す。「一人—生き残った者はいない」「一時 (いっとき) —目が離せない」

  1. …で。

    1. 「それがし一人—たぶるもいかがでござるほどに」〈虎明狂・口真似

[補説]1を格助詞、2を接続助詞、3を副助詞などとする説もある。

出典:青空文庫

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