のろえいたろう【野呂栄太郎】
[1900〜1934]経済学者。北海道の生まれ。慶大在学中から労働・社会運動に参加し、日本共産党に入党。「日本資本主義発達史講座」を企画・編集して講座派を主導。党中央委員として地下活動中逮捕され、獄死した。著「日本資本主義発達史」など。
のろかいせき【野呂介石】
[1747〜1828]江戸後期の南画家。紀伊の人。名は隆。池大雅 (いけのたいが) の門下。山水竹石にすぐれ、紀州藩御用絵師となった。
のろくにのぶ【野呂邦暢】
[1937〜1980]小説家。長崎の生まれ。本姓、納所 (のうしょ) 。各種の職業を転々としたのち、陸上自衛隊の体験を描いた「草のつるぎ」で芥川賞受賞。他に「鳥たちの河口」「諫早菖蒲 (いさはやしょうぶ) 日記」「落城記」など。
のろげんじょう【野呂元丈】
[1694〜1761]江戸中期の本草学者。伊勢の人。本姓は高橋、名は実夫。儒学・医学・本草学を学び、幕府採薬御用で各地を旅行。参府のオランダ人に質問し、「阿蘭陀本草和解」を著した。