針刺すばかり
ごくわずかなことのたとえ。「その子孫、世に—の所を知らず」〈宇治拾遺・一五〉
針の先で突いたほど
ほんのわずかな程度であることのたとえ。「—にも恩義を感じない」
針ほどの事を棒ほどに言う
小さいことを大げさに言うたとえ。針小棒大。
針を蔵に積みても溜まらぬ
いくら努力して小銭をためても、一方で使ってしまえばまとまった蓄えにはならないことのたとえ。「その上に世間の義理をも勤めては、—といふは」〈浮・万金丹・四〉
針を以て地を刺す
《「説苑」弁物から》「小さな針で大きな地面を刺す」意から、貧しい見識で大きな物事に勝手な判断を下す。また、とてもできそうもないことを企てることのたとえ。
はりき【玻璃器】
ガラスのうつわ。
はりきょう【玻璃鏡】
ガラスの鏡。金属の鏡に対していう。
はりしつ【玻璃質】
⇒ガラス質 (しつ)
はりちょうせき【玻璃長石】
カリ長石の一。白色または無色透明で、ガラス光沢がある。単斜晶系。火山岩の斑晶 (はんしょう) として産する。サニディン。
はりのかがみ【玻璃の鏡】
「浄玻璃 (じょうはり) の鏡」の略。