ひかりこうしどけい【光格子時計】
原子時計の一種。レーザー光を格子状に配し、絶対零度に近い数マイクロケルビンという極低温に冷却した100万個程度の原子気体をその格子に閉じ込め、原子が発する電磁波の振動数の測定誤差を小さくすることで、極めて精度の高い計時を可能としたもの。原子気体はストロンチウムやイッテルビウムが用いられる。平成23年(2011)、情報通信研究機構と東京大学の共同研究により、誤差が6500万年に1秒という光格子時計の開発に成功した。
ひかりしげきけいこうせんりょうけい【光刺激蛍光線量計】
光刺激ルミネセンスを利用した線量計。個人線量計の一つ。広範囲の線量を測定でき、軽量で、測定時に加熱処理が不要などの特徴がある。OSL線量計。 [補説]蛍光ガラス線量計はラジオフォトルミネセンスを利用している。
ひかりしげきルミネセンス【光刺激ルミネセンス】
ルミネセンスの一種。放射線の照射を受けて準安定状態にある電子が、光エネルギーを吸収することにより、基底状態に戻る際に発光する現象。OSL(Optically Stimulated Luminescence)。 [補説]ラジオフォトルミネセンス(RPL)の場合は、基底状態に戻らず、放射線エネルギーが放出されない点がOSLとは異なる。
ひかりクロスコネクト【光クロスコネクト】
《optical cross-connect》光ファイバーを利用する通信網において、ある光ファイバーから別の光ファイバーに光信号を出力すること。光信号を電気信号に変換して再出力するものや、光スイッチのように直接経路を切り替えるものがある。
ひかりクロスコネクトスイッチ【光クロスコネクトスイッチ】
《optical cross-connect switch》ある光ファイバーから入力された光信号を、別の光ファイバーに出力するスイッチ。→光クロスコネクト
ひかりこうかがたじゅし【光硬化型樹脂】
⇒光硬化性樹脂
ひかりこうかじゅし【光硬化樹脂】
⇒光硬化性樹脂
ひかりこうかせいじゅし【光硬化性樹脂】
ある特定の波長の光を照射すると、硬化する合成樹脂。樹脂の分子が重合・架橋することによって液体から固体に変化する。特に紫外線で硬化するものは紫外線硬化性樹脂とよばれる。印刷の凸版やプリント基板の作成、歯科治療、三次元プリンターなどで利用される。光硬化樹脂。光硬化型樹脂。フォトポリマー。
ひかりリソグラフィー【光リソグラフィー】
《photolithography》⇒フォトリソグラフィー
ひかりアイフレーム【光iフレーム】
NTT東日本のタブレット型端末。平成22年(2010)に初代モデルを発表。実行環境としてアンドロイドを採用。7インチのタッチパネル式ディスプレーを搭載する。同社のコンテンツ配信サービスであるフレッツマーケットで、さまざまなアプリケーションソフトを利用できる。平成23年(2011)に第二世代モデルの光iフレーム2が発表された。