目の色を変える
目つきを変える。怒り・驚きや、何かに熱中するようすにいう。「—・えて課題に取り組む」
目の上の瘤
何かと目障りであったり、じゃまになったりするもののたとえ。目の上のたんこぶ。
目の黒いうち
生きている間。目の玉の黒いうち。「私の—は許さない」
目の付け所
注目すべきところ。着眼点。「ベテランはさすがに—が違う」
目の中へ入れても痛くない
子供などを溺愛する気持ちやようすをたとえていう。目に入れても痛くない。
目の寄る所へ玉も寄る
目が動くにつれて、その方向へ瞳も動く。同類が寄り集まるたとえ。
目は口ほどに物を言う
情のこもった目つきは、口で話すのと同じくらい気持ちを表現する。
目は心の鏡
目はその人の心の中を映し出す鏡である。目を見れば、その人の心のようすがわかることのたとえ。
目はその睫を見る能わず
《「顔氏家訓」渉務から》目はなんでも見ることができるが、自分のまつげを見ることはできない。他人の欠点にはよく気づくが、自分の欠点は見えないことのたとえ。
目は空
そのものは目に入らずに、他のものに気をとられている状態をいう。「御硯の墨すれと仰せらるるに、—にて、ただおはしますを」〈枕・二三〉