やこううん【夜光雲】
高緯度地方で夏季の日没後または日の出前に、高度80〜85キロメートルの上空(中間圏上部境界付近)にまれに現れる、巻雲に似た形の銀色の雲。微小な氷晶からなる。極中間圏雲。NLC(noctilucent clouds)。PMC(polar mesospheric clouds)。
やこうがい【夜光貝】
リュウテンサザエ科の巻き貝。潮間帯下の岩礁にすみ、貝殻は球卵形で、殻径約20センチと大形。殻は厚く、表面は緑茶色、内面は真珠光沢が強い。奄美群島以南に産し、肉は食用、殻は貝細工や螺鈿 (らでん) の材料。もと、屋久島から献上されたことから「やくがい」とよばれた。
やこうせい【夜行性】
動物で、採食・生殖などの活動を主に夜間に行う性質。コウモリ・フクロウ・オオカミなどでみられる。⇔昼行性。
やこうちゅう【夜光虫】
渦鞭毛虫 (うずべんもうちゅう) 目ヤコウチュウ科の原生動物。暖海を浮遊し、体は球形で直径1〜2ミリ、淡紅色。2本の鞭毛をもつ。波などの刺激で青白い光を発する。ひかりむし。《季 夏》「—闇をおそれて光りけり/万太郎」 [補説]書名別項。→夜光虫
やこうどけい【夜光時計】
時計の文字盤の字と両針とに夜光塗料を塗り、暗い所でも見えるようにした時計。
やこうとりょう【夜光塗料】
⇒発光塗料
やこうのたま【夜光の璧】
昔、中国で、暗夜にも光ると言い伝えられた宝玉。
やこうのはい【夜光の杯】
夜光の璧 (たま) でつくられた杯。また、りっぱな杯。
やこうバス【夜行バス】
夜間運行するバス。特に、夜間に運行する高速バスをいう。リクライニングシートなど、運行中に乗客が就寝できるような設備をもつ車両が使われる。
やこうれっしゃ【夜行列車】
夜間運行する列車。夜汽車。