わらわあそび【童遊び】
子供の遊び。子供らしい遊び。「昔の御—の名残りをだに」〈源・横笛〉
わらわおい【童生ひ】
幼少のときからの成長のさま。「仲忠が—のあやしさを」〈枕・八三〉
わらわぐるま【童車】
五節 (ごせち) の童女 (わらわ) が乗る牛車 (ぎっしゃ) 。
わらわごこち【童心地】
「童心 (わらわごころ) 」に同じ。「—に、いとめでたく嬉しと思ふ」〈源・帚木〉
わらわごころ【童心】
子供の気持ち。子供心。「なほ—の失せぬにやあらむ」〈源・若菜上〉
わらわごと【童言】
子供っぽい言葉。子供らしい言葉。「—にてはなにかはせむ」〈土佐〉
わらわごらん【童御覧】
五節 (ごせち) の3日目である陰暦11月中 (なか) の卯 (う) の日に、五節の舞姫の付随の童女と下仕えの女房を清涼殿に召して天皇が観覧した儀式。
わらわしょうぞく【童装束】
「わらわそうぞく」に同じ。
わらわずいじん【童随身】
随身をつとめる子供。「河原の大臣 (おとど) の御例をまねびて—を賜はり給ひける」〈源・澪標〉
わらわすがた【童姿】
元服前の子供の姿。子供の身なり。わらべすがた。「この君の御—、いと変へまうくおぼせど」〈源・桐壺〉