イオンいんりょう【イオン飲料】
体液と同じ浸透圧になるように、カリウム・ナトリウムなどの電解質を加えた飲料水。
イオンか【イオン化】
電気的に中性の原子や分子が、電子を失うか得るかしてイオンになること。電離。
イオンか【イオン価】
イオンのもつ電気量を電気素量で割った値。イオンの価数。イオンの電荷数。
イオンかエネルギー【イオン化エネルギー】
原子または分子から、電子を取り去るのに要するエネルギー。一般に電子ボルト(eV)の単位で表される。取り去る電子が1個のときは第一イオン化エネルギー、2個目のときは第二イオン化エネルギーという。電離エネルギー。イオン化ポテンシャル。イオン化電位。イオン化電圧。
イオンかけいこう【イオン化傾向】
金属が水溶液中で示す、陽イオンになろうとする傾向。カリウム・カルシウム・ナトリウムなどは傾向が大で、銅・銀・金などは傾向が小。 [補説]主な金属をイオン化傾向の大きい順に並べると次のようになる。K(カリウム)>Ca(カルシウム)>Na(ナトリウム)>Mg(マグネシウム)>Al(アルミニウム)>Mn(マンガン)>Zn(亜鉛)>Cr(クロム)>Fe(鉄)>Cd(カドミウム)>Co(コバルト)>Ni(ニッケル)>Sn(スズ)>Pb(鉛)>(H(水素))>Cu(銅)>Hg(水銀)>Ag(銀)>Au(金)。
イオンかこう【イオン化光】
波長が91.2ナノメートル以下の紫外線。水素原子を陽子と電子に分離(イオン化)する強いエネルギーをもつ。平成19年(2007)9月、国立天文台・大阪産業大・東北大などの研究者チームが、約120億光年離れた銀河大集団をすばる望遠鏡で観測し、198銀河のうち17銀河からイオン化光を検出した。これらの銀河は、ビッグバンから約10億年後(今から約125億年前)に起きたとされる宇宙の再イオン化に大きな役割を果たしたと考えられ、どのようにして宇宙に天体が生まれたかを知る手がかりになると期待されている。
イオンかでんあつ【イオン化電圧】
⇒イオン化エネルギー
イオンかでんい【イオン化電位】
⇒イオン化エネルギー
イオンかポテンシャル【イオン化ポテンシャル】
原子または分子から、電子を取り去るのに要するエネルギーを電子ボルト(eV)単位で表した値。イオン化電位。イオン化電圧。
イオンかれつ【イオン化列】
イオン化傾向の大きさの順に元素を並べた際の序列。電気化学列。