東アジア域内で緊急時に通貨安定のため外貨準備(主にドル)を融通しあう通貨スワップ協定。東南アジア諸国連合(ASEAN)および日本・中国・韓国の計13か国が参加。ある国が短期の投機取引を繰り返す投機筋などから通貨を売り浴びせられ、為替レートが急落し、貿易決済や為替介入に必要な外貨が不足した場合、その国の通貨と引き換えに他国からドルを借り受けて買い支える仕組み。1997年のアジア通貨危機の反省から、2000年5月にタイのチェンマイで開催されたASEANプラス日中韓の財務相会議で創設が合意され、当初は二国間通貨スワップ取極のネットワークとして構築されたが、2010年に多国間通貨スワップ取極に移行した。資金規模は2400億ドル。CMI。