《Paseo del Prado》スペインの首都マドリードにある大通り。シベーレス広場とカルロス5世広場(アトーチャ広場)の間を南北に結ぶ。全長約1200メートル。18世紀の絶対王政時代を象徴する都市景観であり、ヨーロッパやラテンアメリカにおける、芸術と科学が共存する都市計画の範となった。プラド美術館、マドリード王立植物園、ティッセンボルネミッサ美術館が隣接し、ネプチューン、シベーレス、アポロを題材とした三つの噴水がある。レティーロ公園とともに、2021年に「プラド通りとブエンレティーロ、芸術と科学の景観」の名称で世界遺産(文化遺産)に指定された。プラド大通り。パセオ‐デル‐プラド。