《「おす(小簾)」の誤読から》すだれ。みす。

「秋近くなるしるしにや玉すだれ―のま遠し風の涼しき」〈金槐集

延暦寺で、仏具などを調えた、身分の低い僧職。

[動サ変]ある場所や地位などにいる。きょす。
  • 「執事の職に―・して天下を掌 (たなごころ) に握りしかば」〈太平記・三七〉

[動サ五(四)]

  1. (越す)ある物の上を通り過ぎて一方から他方へ行く。また、難所や障害となるものを通って、その先へ行く。「塀を―・す」「難関を―・す」「峠を―・す」

  1. 数量・程度がある基準以上になる。「一万人を―・す応募者」「気温が三〇度を―・す」

  1. (越す)ある時期・期間を過ごす。「年を―・す」「還暦を―・す」

  1. (越す)追い抜く。「先を―・される」

  1. (「…にこしたことはない」のように打消しの表現を伴って)…するのがいちばんよい。「早いに―・したことはない」

  1. (越す)

    1. ㋐別の所へ移って住む。引っ越す。「新居へ―・す」

    2. ㋑(「おこし」の形で)「行く」「来る」の意の尊敬語。「どちらへお―・しですか」「またお―・しください」

[可能]こせる
[動サ四]つかわす。よこす。
[動サ五(四)]かすや不純物を取り除くために、布・網・紙や砂などをくぐらせる。「水を―・す」「味噌を―・す」
[可能]こせる
[助動][こせ|○|こす|○|○|こせ(こそ)]《上代語》動詞の連用形に付く。他に対してあつらえ望む意を表す。…てほしい。
  • 「我 (あれ) ゆ後生まれむ人は我 (あ) がごとく恋する道に会ひこすなゆめ」〈・二三七五〉
[補説]語源については、「おこ(遣)す」の音変化、カ変動詞「こ(来)」にサ変動詞「す」が付いたとみるなど、諸説がある。

出典:青空文庫

出典:gooニュース