出典:gooニュース
キヤノンメディカル 利益率向上へ動き加速、将来的にキヤノン本体との一体化議論
キヤノンは30日、2024年12月期決算の説明会をオンラインで開き、完全子会社のキヤノンメディカルシステムズ(大田原市下石上、瀧口登志夫(たきぐちとしお))の利益率向上に向けた動きを加速させる方針を明らかにした。将来的にキヤノン本体と一体化する方向で議論を進め、社内に立ち上げた委員会で開発や生産など全てのプロセスを見直し、無駄の排除などに取り組む。
キヤノン、メディカル事業で1651億円減損 前12月期25%営業減益
地政学リスクや日本の医療機関の経営悪化などビジネス環境の変化により、メディカル事業でのれん減損を1651億円計上した。田中稔三最高財務責任者(CFO)は会見で「メディカル事業が将来の期待の事業であることに変わりはない」と述べた。
キヤノン御手洗会長が「メディカルてこ入れ」を明言!宿敵・富士フイルムに勝つ作戦とは?
各インタビュー記事で、御手洗会長がメディカル事業へのてこ入れを明言していたのだ。 キヤノンはCT(コンピューター断層撮影)の分野で国内トップメーカーの地位を築いているが、御手洗会長はメディカル事業をさらに伸ばしていくと意気込む。売上高に占めるメディカル事業の割合を、将来的に現状の2倍以上となる30%程度に引き上げるという。
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