一念岩をも通す
強い信念をもって物事に当たれば、どんな事でも成し遂げることができる。
一念天に通ず
物事を成し遂げようと一心になれば、それが天に通じて、必ず成功する。
いちねんおうじょう【一念往生】
1 臨終のときに一度だけ阿弥陀仏を念ずれば、極楽に往生するということ。 2 浄土真宗で、阿弥陀仏の名号を唱えていれば極楽に往生できるということ。
いちねんぎ【一念義】
浄土宗の一派で、法然 (ほうねん) 門下の幸西らの異端的主張。極楽に往生するには信心だけでよく、念仏を必要としないと説く。⇔多念義 (たねんぎ) 。
いちねんけしょう【一念化生】
仏語。心を集中して念じることにより、他の姿に生まれ変わること。
いちねんごひゃくしょう【一念五百生】
仏語。ただ一度妄想を心に抱いただけで、五百回も生死を重ねる輪廻 (りんね) の報いを受けること。
いちねんさんぜん【一念三千】
天台宗の教旨で、日常の人の心の中には、全宇宙の一切の事象が備わっているということ。
いちねんしょうみょう【一念称名】
仏語。 1 心から阿弥陀仏を信じ、その名号を唱えること。一念唱名。 2 1回だけ阿弥陀仏の名号を唱えること。
いちねんふしょう【一念不生】
仏語。心中に一つの妄念さえ起こらない境界 (きょうがい) 。
いちねんほっき【一念発起】
[名](スル) 1 あることを成し遂げようと決心する。「—して芸道に励む」 2 仏語。一心に悟りを求める心を起こすこと。