一期栄える
「一が栄 (さか) える」に同じ。
いちごいちえ【一期一会】
《「山上宗二記」の中の「一期に一度の会」から》茶の湯で、茶会は毎回、一生に一度だという思いをこめて、主客とも誠心誠意、真剣に行うべきことを説いた語。転じて、一生に一度しかない出会い。一生に一度かぎりであること。 [補説]書名別項。→一期一会
いちごぶん【一期分】
中世、一期(一生涯)に限って領有を認められた所領のこと。所領の分散を防ぐため、庶子や女子への譲渡は一期分とし、死後は惣領など所定の人に返還させた。
いちごやまい【一期病】
一生治らない病気。死病。「瘡 (かさ) をうつりて、—になるもあり」〈仮・東海道名所記・四〉
いちごのおとこ【一期の男】
一生連れ添う男。夫のこと。「—に毒を飼ひて、そなたに思ひ替へしに」〈浮・一代男・四〉
いちごのかんじょう【一期の灌頂】
人の死ぬ時、成仏のしるしとして行う灌頂。
いちごのはじめ【一期の始め】
生まれてはじめて。
いちごのわかれ【一期の別れ】
一生の別れ。死別すること。