三十/三十路(みそじ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ そんな事まで思いました。 円髷に結って、筒袖を着た人を、しかし、その二人はかえって、お米さんを秘密の霞に包みました。 三十路を越えても、窶れても、今もその美しさ。片田舎の虎杖になぞ世にある人とは思われません。 ために、音信・・・
泉鏡花
「雪霊記事」
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・・・ここの別当橋立寺と予て聞けるはこれにやと思いつつ音ない驚かせば、三十路あまりの女の髪は銀杏返しというに結び、指には洋銀の戒指して、手頸には風邪ひかぬ厭勝というなる黒き草綿糸の環かけたるが立出でたり。さすがに打収めたるところありて全くのただ人・・・
幸田露伴
「知々夫紀行」
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