[名]空の中ほど。中天
    1. 「—までも立ち昇る烈々とした炎の色は」〈芥川・地獄変〉

[形動ナリ]
  1. どちらともきまらないさま。中途半端。

    1. 「いづ方にも寄らず—にうき御宿世なりければ」〈柏木

  1. 心が落ち着かないさま。うわのそら。

    1. 初雁のはつかに声を聞きしより—にのみ物を思ふかな」〈古今・恋一〉

  1. いいかげんなさま。おろそか。

    1. 「女のためも—にこそならめ」〈徒然・一九〇〉

出典:青空文庫

出典:gooニュース

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。