[名]空の中ほど。中天
    1. 「—までも立ち昇る烈々とした炎の色は」〈芥川・地獄変〉

[形動ナリ]
  1. どちらともきまらないさま。中途半端。

    1. 「いづ方にも寄らず—にうき御宿世なりければ」〈柏木

  1. 心が落ち着かないさま。うわのそら。

    1. 初雁のはつかに声を聞きしより—にのみ物を思ふかな」〈古今・恋一〉

  1. いいかげんなさま。おろそか。

    1. 「女のためも—にこそならめ」〈徒然・一九〇〉

出典:青空文庫

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