たんばぐち【丹波口】
京の七口の一。京都から老ノ坂を経て丹波方面に至る街道口。
たんばぐり【丹波栗】
丹波地方産の大粒の栗。おおぐり。
たんばこうち【丹波高地】
京都府中部・兵庫県東部に広がる高地。中国山地の最東端に位置し、山地内に亀岡・福知山・篠山 (ささやま) などの盆地がある。準平原が隆起し、川によって浸食された高原状の地形で、標高約600〜800メートル。浸食から取り残された残丘 (ざんきゅう) として皆子 (みなご) 山(標高972メートル。京都府最高峰)・愛宕 (あたご) 山(標高924メートル)などの比較的高い山もある。丹波高原。丹波山地。
たんばごえ【丹波越え】
1 京都から山を越えて丹波へ行くこと。 2 かけおちすること。また、破産や勘当などで逃亡すること。近世、京都の者が丹波へ逃げることが多かったところからいう。「—の身となりて、道なきかたの草分衣、茂右衛門おさんの手を引きて」〈浮・五人女・三〉
たんばし【丹波市】
⇒丹波
たんばたろう【丹波太郎】
京阪地方で、陰暦6月ごろ丹波方面に立つ夕立ち雲。
たんばちゃ【丹波茶】
《「たんばぢゃ」とも》丹波産の茶。粗茶の意に用いられた。
たんばほおずき【丹波酸漿】
ホオズキの一品種。萼 (がく) が大きい。
たんばやき【丹波焼】
兵庫県丹波篠山市今田 (こんだ) 町上立杭 (かみたちくい) ・下立杭を中心に産する陶器。古くは須恵器系で、桃山時代以降は施釉 (せゆう) 陶が主流となり茶器も制作。
たんばのくに【丹波国】
⇒丹波