乞食の嫁入り
《「振袖 (ふりそで) 振らぬ」を「降りそで降らぬ」に掛けたしゃれ》雨が降りそうで降らないこと。天気のはっきりしないことのたとえ。
乞食も場所
何事をするにも場所選びは大切であることのたとえ。
乞食も袋祝い
乞食でも初めて使う袋には祝いをするように、祝うべきときにはそれ相応の祝いをすべきであるというたとえ。
乞食も身祝い
だれでも祝うべきときには、それ相応の祝いをすべきであるというたとえ。
乞食も三日すれば忘れられぬ
乞食を3日すれば、その気楽さが忘れられなくなるものである。人を当てにする怠惰な気持ちはなかなか直らない、また、習慣は抜けにくく恐ろしいことのたとえ。
こじきこんじょう【乞食根性】
むやみに他人のものをもらいたがる卑しい性質。
こじきしばい【乞食芝居】
1 近世、路上や人家の門前で、銭を乞うて演じた芝居。 2 下等な芝居。
こじきぶくろ【乞食袋】
1 托鉢僧や乞食が首に掛けて歩き、もらった物などを入れる布袋。頭陀袋 (ずだぶくろ) 。こつじきぶくろ。 2 歌学・俳諧・芸道で、乞食が1に一切のものを入れておくように、自分の見聞を広くして、目的に従ってそれを用いよという教訓としていう語。
こじきぼうず【乞食坊主】
僧をあざけっていう語。こつじきぼうず。