にじゅうこうぞう【二重構造】
近代的大企業と前近代的零細企業が並存し、両者の間に資本集約度・生産性・賃金などに大きな格差があるような経済構造。
にじゅうこくせき【二重国籍】
個人が同時に二つ以上の国籍をもつこと。重国籍。
にじゅうさしおさえ【二重差(し)押(さ)え】
ある債権者のためにすでに差し押さえられた財産を、さらに他の債権者のために差し押さえること。民事執行法上、動産については禁止されている。
にじゅうしきかざん【二重式火山】
火口やカルデラの内部に小さい火山体をもつ火山。
にじゅうしょう【二重唱】
二人の歌手による重唱。デュエット。デュオ。
にじゅうじんかく【二重人格】
一人の人間の中に二つの全く異なる人格が交代して現れること。互いに他方の人格にあるときの行動を想起できない。三つ以上の人格が現れる場合は多重人格という。
にじゅうしんり【二重真理】
哲学で、啓示と理性(信仰と知識)の2種類の真理が並存するというヨーロッパ中世末期の思想。
にじゅうスパイ【二重スパイ】
ある勢力が送り込んだスパイが、同時に相手側のスパイでもあること。また、その者。ダブルスパイ。
にじゅうせい【二重星】
肉眼では一つの星に見えるが、望遠鏡で見ると互いに接近して同じ方向に見える2個の恒星。→重星
にじゅうせいかつ【二重生活】
1 同一人が性質の異なる二つの生活を営むこと。「医者と物書きの—」 2 一つの家族の構成員が何かの事情で、別々に生活すること。 [補説]書名別項。→二重生活