めんえきふぜんしょうこうぐん【免疫不全症候群】
免疫機構が機能しないため、病原微生物への抵抗力がなく、感染症に繰り返しかかり、重症化し、治りにくい状態を呈するもの。原発性のものと後天性のものとがある。
めんえきよくせいざい【免疫抑制剤】
免疫反応を抑制する薬剤。臓器移植の際の拒絶反応を抑えるためや、自己免疫疾患・アレルギー性疾患の治療などに用いる。
めんえきりょうほう【免疫療法】
免疫反応を利用した治療法。ワクチン接種など。
めんえきりょく【免疫力】
体内に入ったウイルスや細菌、異物などから自分自身の体を守る力。低下すると多くの疾病を引き起こす。主に白血球がその役割を担う。→免疫
めんえきトレランス【免疫トレランス】
⇒免疫寛容
めんえきさいぼう【免疫細胞】
抗原を認識し、特異的に反応する能力をもち、免疫に関与する細胞の総称。リンパ球(T細胞・B細胞・NK細胞・形質細胞)、マクロファージ、樹状細胞など。免疫担当細胞。
めんえきぞうきょうざい【免疫増強剤】
体内での免疫反応を増強する目的でワクチンに添加される物質のこと。抗原性補強剤。免疫補助剤。アジュバント。
めんえきほじょざい【免疫補助剤】
⇒免疫増強剤
めんえききゅうちゃくりょうほう【免疫吸着療法】
患者の血液を体外循環させ、血液中の自己抗体や免疫複合体やなど病気の原因となる物質を吸着・除去する治療法。
めんえきグロブリンイー【免疫グロブリンE】
免疫グロブリンの一。分子量約19万〜20万。糖の含有量が多い。気管支喘息 (ぜんそく) 、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症などのアレルギー反応に密接に関与することが知られ、特定のアレルゲンによる反応性を調べるために利用される。昭和41年(1966)、石坂公成・照子夫妻が発見。IgE(immunoglobulin E)。