きたやましぐれ【北山時雨】
1 京都の北山の方から降り渡る時雨。 2 「北山3㋐」に同じ。「あいつおれには—だよ」〈滑・浮世床・二〉 3 「北山3㋒」に同じ。「どうやら腹も—」〈滑・旧観帖・初〉
きたやますぎ【北山杉】
京都市北部から産する杉。磨き丸太として、室町時代から茶室や数寄屋に重用された。現代では高級建築材として床柱などに用いる。
きたやまどの【北山殿】
京都北山にあった足利義満 (あしかがよしみつ) の別荘。義満の死後、鹿苑寺 (ろくおんじ) (金閣寺)となった。北山第 (きたやまてい) 。 足利義満の異称。
きたやまぶんか【北山文化】
室町初期、第3代将軍足利義満のころの文化。伝統的公家文化と武家文化の融合が進み、また、日明貿易などを通じ中国文化の影響を受けて水墨画や五山文学が発達。義満が京都北山に営んだ山荘にちなんでこの名があり、義政時代の東山文化に対していう。
きたやまどおり【北山通り】
京都市街地北部を東西に走る道路の呼び名。東の白川通りから西の千本通りに至る。全長約5.2キロ。昭和30年代以降、都市計画道路として建設された。