なんばんずな【南蛮砂】
硼砂 (ほうしゃ) のこと。
なんばんせん【南蛮船】
室町末期から江戸時代にかけて、南洋方面から日本に来航した、スペイン・ポルトガルなどの外国船。紅毛船。
なんばんづけ【南蛮漬(け)】
から揚げした魚や肉をネギ・唐辛子などを加えた三杯酢に漬けたもの。
なんばんてつ【南蛮鉄】
室町末期から江戸初期に輸入された精錬鉄。刀や甲冑 (かっちゅう) の材料として用いられた。
なんばんなわすだれ【南蛮縄簾】
⇒縄簾 (なわすだれ)
なんばんに【南蛮煮】
1 ネギや唐辛子を加えて煮た料理。 2 野菜・魚・鳥などを油でいためたり揚げて煮たりした料理。
なんばんはこべ【南蛮蘩蔞】
ナデシコ科の多年草。茎は分枝し、蔓 (つる) のように伸びる。葉は卵形。夏から秋、白い5弁花を開き、花びらは2裂し、反り返る。萼 (がく) は鐘状。実は黒く熟す。蔓仙翁 (つるせんのう) 。
なんばんびじゅつ【南蛮美術】
桃山時代から江戸初期にかけて、西洋の影響のもとにつくられた美術。
なんばんびょうぶ【南蛮屏風】
桃山時代から江戸初期にかけて、ポルトガル人来航の様子や風俗を描いた屏風。主題は異国的であるが、表現技法は在来の大和絵と変わらない。長崎屏風。
なんばんぶき【南蛮吹き】
⇒南蛮絞 (しぼ) り