げんしぶつりがく【原子物理学】
物質の性質を原子の性質から究明する物性物理学、原子核を対象とする原子核物理学、素粒子を対象とする素粒子物理学の総称。
げんしへいき【原子兵器】
原子爆弾・水素爆弾など、核分裂反応を利用した兵器。核兵器。
げんしほう【原子砲】
核弾頭をつけた砲弾を発射できる大砲。
げんしもけい【原子模型】
原子の構造や性質が視覚的にわかるようにした模型。J=J=トムソン・長岡半太郎・ラザフォード・ボーア・ゾンマーフェルトなどが種々のものを考案した。
げんしよう【原子容】
各元素について、原子1モルの単体の固体が占める容積。原子量を密度で除した値に等しい。原子体積。→モル体積 →分子容
げんしりょう【原子量】
質量数12の炭素同位体12Cの質量を12とし、そこから相対的に他の原子の質量を表した値。相対原子質量。
げんしりょく【原子力】
原子核の変換や核反応に伴って放出される多量のエネルギー。ふつう、ウランやプルトニウムの核分裂、放射性物質の崩壊、重水素・トリチウムなどの核融合により放出される核エネルギーをいう。
げんしりょくあんぜんいいんかい【原子力安全委員会】
平成24年(2012)まで内閣府に設置されていた行政機関。日本の原子力安全規制に関する政策の決定や安全規制基準・指針類の策定を行う組織として、昭和53年(1978)に原子力委員会から分離して新設。平成24年9月に廃止され、原子力規制委員会へ移行した。NSC(Nuclear Safety Commission)。
げんしりょくあんぜんきばんきこう【原子力安全基盤機構】
原子力発電所や核燃料サイクル施設などの原子力施設の安全確保に関する専門的・基盤的な業務を、原子力規制委員会と連携して行う経済産業省所管の独立行政法人。平成15年(2003)発足。平成26年(2014)3月、原子力規制庁に統合された。JNES (ジェーネス) (Japan Nuclear Energy Safety Organization)。
げんしりょくあんぜんほあんいん【原子力安全保安院】
平成24年(2012)まで経済産業省に設置されていた行政機関。平成13年(2001)の中央省庁再編に伴い、資源エネルギー庁の特別機関として設置。原子力発電所などの原子力施設や、電力・都市ガス・高圧ガス・液化石油ガス・火薬類、鉱山などの施設および産業活動の保安・安全規制を所管。地方機関として各地に産業保安監督部・原子力保安検査官事務所を置き、原子力関連施設に対する安全規制業務は原子力安全基盤機構と連携して行った。平成24年(2012)9月に廃止され、原子力規制委員会へ移行した。NISA(Nuclear and Industrial Safety Agency)。