口が裂けても
秘密などを決してもらさない決意を表すのにいう言葉。「—言えない」
口が過ぎる
言うのを控えるべきことまで言う。言いすぎる。「年長者に向かって少し—・ぎるぞ」
口が酸っぱくなる程
同じ言葉をなん度も繰り返して言い聞かせるさま。「—注意する」
口が滑る
言ってはならないことをうっかり言ってしまう。「つい—・って秘密をもらす」
口が干上がる
生活手段を失い、食えなくなる。あごが干上がる。「職がなくて—・る」
口が減らない
口が達者で、理屈を並べて言い返したり、勝手なことを遠慮なくしゃべったりするさま。「ああ言えばこう言う、まったく—やつだ」
口が解れる
気持ちが和らいで少しずつ話すようになる。「会が進むにつれ、出席者の—・れる」
口が曲がる
目上の人や恩義を受けた人などの悪口を言うと、その罰として口の形がゆがむという意。人に対しての悪口をいさめる言葉。
口から高野
《うっかりした言葉がもとで、出家して高野山へ行かなければならなくなるの意から》「口は禍 (わざわい) の門 (かど・もん) 」に同じ。「—へ参ったかと後悔すれど」〈洒・繁千話〉
口から先に生まれる
口数の多い者や口の達者な者をあざけっていう言葉。