よしわらかご【吉原駕籠】
江戸時代、吉原遊郭へ通う遊客を乗せて往来した町駕籠。
よしわらかぶり【吉原被り】
手ぬぐいのかぶり方で、二つ折りにした手ぬぐいを頭にのせ、その両端を髷 (まげ) の後ろで結んだもの。遊里の芸人や物売りなどが多く用いた。
よしわらことば【吉原言葉】
江戸吉原の遊郭で、遊女などが使った特殊な言葉。さとことば。ありんすことば。
よしわらさいけん【吉原細見】
「細見 (さいけん) 3」に同じ。
よしわらすずめ【吉原雀】
吉原の遊郭にしばしば出入りして、その内情に通じている人。 歌舞伎舞踊。長唄。本名題「教草 (おしえぐさ) 吉原雀」。初世桜田治助作詞、富士田吉治・杵屋作十郎作曲。明和5年(1768)江戸市村座初演。男女二人の鳥売りが、吉原の郭 (くるわ) の風俗・生活を描写して踊る。
よしわらにわか【吉原俄】
江戸吉原の遊郭で行われた即興芝居。享保年間(1716〜1736)に始まり、毎年8月中旬から9月中旬まで街頭の屋台の上で幇間 (ほうかん) や芸者などが演じた。