名吉/鯔(なよし)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ついでに鯔と改名しろなんて、何か高慢な口をきく度に、番ごと籠められておいでじゃないか。何でも、恐いか、辛いかしてきっと沖で泣いたんだよ。この人は、」とおかしそうに正向に見られて、奴は、口をむぐむぐと、顱巻をふらりと下げて、「へ、へ、へ。・・・
泉鏡花
「海異記」
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・・・……と送って出しなの、肩を叩こうとして、のびた腰に、ポンと土間に反った新しい仕込みの鯔と、比目魚のあるのを、うっかり跨いで、怯えたような脛白く、莞爾とした女が見える。「くそったれめ。」 見え透いた。が、外套が外へ出た、あとを、しめざ・・・
泉鏡花
「みさごの鮨」
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