わかさんじん【和歌三神】
和歌を守護する3柱の神。普通には、住吉明神・玉津島明神・柿本人麻呂。その他、衣通姫 (そとおりひめ) ・柿本人麻呂・山部赤人とするなど諸説がある。
わかししき【和歌四式】
四つの歌学書。奈良時代の「歌経 (かきょう) 標式」と平安時代の「喜撰式」「孫姫 (ひこひめ) 式」「石見女 (いわみのじょ) 式」の総称。四家式。
わかしてんのう【和歌四天王】
和歌にすぐれた四人の称。鎌倉末期から南北朝時代に活躍した二条派の頓阿・慶運・浄弁・兼好。また、江戸時代に京都に住んだ澄月・慈延・小沢蘆庵・伴蒿蹊 (ばんこうけい) 。
わかどころ【和歌所】
勅撰和歌集の編纂 (へんさん) のために宮中に設けられた臨時の役所。天暦5年(951)村上天皇が梨壺 (なしつぼ) に設置したのに始まる。別当・開闔 (かいこう) ・寄人 (よりゅうど) などが置かれた。→御歌所 (おうたどころ)