嘘から出た実
嘘のつもりであったものが、結果的に、はからずも真実となること。
嘘で固める
嘘ばかりで話などをまとめる。「—・めた報告書」「—・めた世渡り」
嘘と坊主の頭はゆったことがない
《「嘘を言う」と「頭を結う」を掛けた洒落 (しゃれ) 》これまで嘘をついたことがない。
嘘にも
1 たとえ本心ではなくてもという気持ちを表す。「—済まないという言葉ぐらい言ってもいいではないか」 2 (下に打消しの語を伴う)打消しを強める。決して。まるで。かりにも。「お島が惚れていようとは—思わなかった」〈紅葉・多情多恨〉
嘘も方便
嘘は罪悪ではあるが、よい結果を得る手段として時には必要であるということ。
嘘を言え
《嘘を言うなら勝手に言え、こちらではわかっているぞ、の意》嘘を言う相手をとがめたり、話の内容に疑義をはさんだりするときの言葉。うそを吐 (つ) け。「—、君のしわざに決まっている」
嘘か実か
真実ではないのか、あるいは真実なのか。「その噂、—確かめてみよう」
嘘吐いたら針千本飲ます
子供が指切りをするときに唱える言葉。「指切りげんまん」に続けて言う。