しどけぎょう【四度加行】
密教で、伝法灌頂 (でんぽうかんじょう) を受ける前に行う、十八道法・金剛界法・胎蔵界法・護摩法の四つの修法。
しどし【四度使】
⇒四度の使 (つかい)
しどのかんぺい【四度の官幣】
陰暦2月の祈年祭、6月・12月の月次祭 (つきなみのまつり) 、11月の新嘗祭 (にいなめさい) の四度の祭りに、神祇官 (じんぎかん) から奉る幣帛 (へいはく) 。よどのかんぺい。
しどのくもん【四度の公文】
律令制で、四度の使が朝廷に持参する帳簿。大計帳・調帳・正税帳 (しょうぜいちょう) ・朝集帳の四つ。よどのくもん。四度帳。
しどのしゅうろん【四度の宗論】
浄土宗と他宗との間で四度行われた宗論。文治2年(1186)の大原問答、文亀元年(1501)の薬師寺備後守 (びんごのかみ) 宿所における文亀真偽決、天正7年(1579)の安土宗論、慶長13年(1608)の江戸城における慶長虚実決。
しどのつかい【四度の使】
奈良・平安時代、国司が行政・財政の実態を朝廷に上申するため、四度の公文 (くもん) を持参して上京させた使者。大帳使・正税使 (しょうぜいし) ・貢調使・朝集使のこと。しどし。よどのつかい。
しどはい【四度拝】
再拝を二度繰り返すこと。四度拝むこと。神社や山陵などを拝するときの作法。両段再拝。