昭和51年(1976)の防衛大綱で示された、防衛力整備に関する基本概念。日本が周辺地域の不安定要因とならないように、独立国として必要最小限の防衛力を保有する、という考え方。平成22年(2010)の防衛大綱改定で、同構想に代わって、機動性・即応性を重視した動的防衛力の構築を目指す方針が示された。
[補説]基盤的防衛力とは、後方支援体制を含む防衛上必要な
機能を備え、
平時は
十分な警戒態勢をとり、限定的かつ小規模な
侵略にも
対処することができ、
情勢の変化に応じて新たな
態勢に
円滑に
移行し得るよう
配慮された防衛力を
意味する。