墨跡/墨蹟(ぼくせき)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・彼等が手本にしていたのは、皆支那人の墨蹟です。しかし彼等の筆先からは、次第に新しい美が生れました。彼等の文字はいつのまにか、王羲之でもなければ 遂良でもない、日本人の文字になり出したのです。しかし我々が勝ったのは、文字ばかりではありません。・・・
芥川竜之介
「神神の微笑」
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・・・顕われない様な訳である、若し記述して面白い様な茶であったら、それはつまらぬこじつけ理窟か、駄洒落に極って居る、天候の変化や朝夕の人の心にふさわしき器物の取なしや配合調和の間に新意をまじえ、古書を賞し古墨跡を味い、主客の対話起座の態度等一に快・・・
伊藤左千夫
「茶の湯の手帳」
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