やまとがかり【大和掛(か)り】
「下掛 (しもが) かり2」に同じ。
やまとかき【大和掻き】
下地窓などの木や竹に蔓 (つる) などを巻きつかせること。また、そのもの。
やまとがき【大和柿】
御所柿 (ごしょがき) の別名。
やまとがく【大和楽】
三味線音楽の一派。昭和8年(1933)大倉喜七郎が清元栄寿郎の協力を得て創始。一中節・河東 (かとう) 節・宮薗節・荻江節などの長所を取り入れ、それに洋楽を加味して新しい邦楽の創造を目ざしたもの。
やまとがすり【大和絣】
奈良県大和高田市付近で産する木綿の白絣。のちに、紺絣も織るようになった。
やまとがな【大和仮名】
漢字に対して、かたかな・ひらがな。
やまとがわ【大和川】
奈良県北部を西流する川。桜井市初瀬の北方に源を発して初瀬 (はせ) 川とよばれ、奈良盆地で佐保川と合流、金剛・生駒 (いこま) 両山地の間を通って、大阪・堺両市の境で大阪湾に注ぐ。長さ67キロ。もとは生駒山地のふもとを北流して淀川に合流していたが、宝永年間(1704〜1711)に改修。
やまとぐさ【大和草】
アカネ科の多年草。山地の樹下に生え、高さ約15センチ。葉は卵円形で、対生する。4、5月ごろ、茎の上部の葉の付け根に、淡緑色の雄花と雌花とをつける。雄花の花びらは3枚あって反り返り、雄しべは長くて下垂する。本州の関東地方以西と九州に分布。
やまとぐら【大和鞍/倭鞍】
騎乗用の馬具の一。唐鞍 (からくら) の皆具 (かいぐ) に対して、和様の鞍の皆具をいう。中心となる鞍橋 (くらぼね) は、前輪と後輪 (しずわ) の内側にそれぞれ切り込みを設けて居木 (いぎ) 先をはめこみ、鐙 (あぶみ) の袋には舌をつけて用いる。下鞍 (したぐら) を2枚重ねにして、装束の汚れをふせぐ障泥 (あおり) を加え、糸尻繋 (しりがい) には総 (ふさ) などをつけて装備し、布手綱 (たづな) に差し縄を合わせて使用するのを特色とする。→唐鞍
やまとごえ【倭音/和音】
呉音。漢音を「からごえ」というのに対していう。わおん。