がっこうほけん【学校保健】
学校の児童・生徒・学生および教職員の健康を保持・増進すること。昭和33年(1958)公布の学校保健安全法(旧称、学校保健法)に定められる。
がっこうれい【学校令】
明治19年(1886)に発布された学校教育に関する法令の総称。帝国大学令・師範学校令・中学校令・小学校令および諸学校通則など。
がっこうほうじんかいけいきじゅん【学校法人会計基準】
私立学校が会計処理や財務諸表の作成を行う際の基準として文部科学大臣が定めた会計基準。私立学校振興助成法により国または都道府県から経常的経費の補助を受ける学校法人に適用される。昭和46年(1971)制定。
がっこううんえいきょうぎかいせいど【学校運営協議会制度】
公立学校の運営に保護者や地域住民の意見を取り入れるための制度。教育委員会が任命する委員で構成され、学校運営の基本方針を承認し、教育活動について意見を述べる。平成16年(2004)から地方教育行政法に基づく制度として実施。教育委員会が指定する地域運営学校において重要な役割を果たす。
がっこうひょうぎいんせいど【学校評議員制度】
公立学校の運営に保護者や地域住民の意向を幅広く取り入れるための制度。学校教育法施行規則に基づいて平成12年(2000)から実施。学校評議員は、学校長の推薦により、教育委員会など学校の設置者が委嘱する。
がっこうぶんぽう【学校文法】
学校で国語教育の一環として教える日本語文法のこと。体系的知識としては中学校で口語文法、高等学校で文語文法を学ぶ。教科文法。 [補説]口語文法については、日常の言語表現の基準となるため規範文法ともいう。文語文法は、文語による表現活動が日常にないことから古典を読むための解釈文法となっている。なお、学校で学ぶ外国語文法を「学校文法」ということもある。
がっこうカウンセリング【学校カウンセリング】
児童・生徒が学校生活を送る中で直面する諸問題に対して臨床心理学や発達心理学などの知見を応用しながら行われる心理教育的援助。
がっこうしんりがく【学校心理学】
学校生活において児童・生徒が直面する学習・生活・発達上の問題状況への対応と解決を援助する心理教育的援助サービスの理論と実践を支える学問体系。
がっこうしんりし【学校心理士】
学校生活におけるさまざまな問題について、子供や保護者・教師・学校に対して、学校心理学の知識と技能をもとに、アセスメント・コンサルテーション・カウンセリングなどを通して、心理教育的援助サービスを行う専門職。一般社団法人学校心理士認定運営機構が認定する資格。
がっこうしんりしにんていうんえいきこう【学校心理士認定運営機構】
学校心理士の資格認定を行う組織。平成9年(1997)学校心理士資格認定委員会として発足。平成14年(2002)日本教育心理学会・日本特殊教育学会・日本発達障害学会・日本発達心理学会・日本LD学会が連携し認定運営機構を創設。その後、日本学校心理学会・日本応用教育心理学会・日本生徒指導学会・日本学校カウンセリング学会が参加。平成23年(2011)より一般社団法人。JOSP(Japanese Organization of School Psychologists)。