かんれいこうきあつ【寒冷高気圧】
気温が周囲より低い高気圧。大気の下層部が冷却されて生じる。上空3キロ以上では気圧が逆に低くなるので、背の低い高気圧ともいう。冬季のシベリア高気圧など。
かんれいしゃ【寒冷紗】
織り目の粗い薄地綿布。濃いのりで仕上げをして、カーテン・かや・造花・芯地などに使う。
かんれいぜんせん【寒冷前線】
寒気側から暖気側へ移動している前線。寒気団が暖気団の下に潜入して押し上げる。通過時には気温が急に降下し、驟雨 (しゅうう) ・雷雨・突風などを伴う。
かんれいじゅんか【寒冷順化】
冬の寒さに体が慣れること。→暑熱順化
かんれいうず【寒冷渦】
⇒寒冷低気圧
かんれいていきあつ【寒冷低気圧】
中緯度域で周囲よりも相対的に低温な寒気からなる低気圧。高緯度の寒気団が南下し、偏西風によって切り離されて渦状になるため、寒冷渦、切離低気圧、カットオフ低気圧ともいう。日本上空がこの低気圧に覆われると、大気の状態が不安定になり、冬には豪雪、夏には集中豪雨をもたらす。