川のほとり。かわべり。
かわばたぎょくしょう【川端玉章】
[1842〜1913]日本画家。京都の生まれ。名は滝之助。円山派の中島来章 (なかじまらいしょう) に師事。のち、洋画法を高橋由一 (たかはしゆいち) に学ぶ。精緻 (せいち) な山水・花鳥画を得意とした。晩年、川端画学校を設立。
かわばたどうき【川端道喜】
[?〜1592]戦国・安土桃山時代の京都の商人。本名は中村五郎左衛門。餅・粽 (ちまき) を製造販売、京餅座の権利を取得して供御 (くご) の餅を御所に献上した。
かわばたぼうしゃ【川端茅舎】
[1897〜1941]俳人。東京の生まれ。本名、信一。竜子 (りゅうし) の異母弟。高浜虚子に師事。「ホトトギス」同人。句集に「華厳 (けごん) 」「白痴」など。
出典:青空文庫
・・・って間もなく、彼の大川端の屋敷へ招かれて、一夕の饗応に預った時の・・・ 芥川竜之介「開化の良人」
・・・ぬが、広場一ツ越して川端へ出れば、船の行交い、人通り、烟突の煙、・・・ 泉鏡花「葛飾砂子」
・・・川端へ着くと、薄らと月が出たよ。大川はいつもより幅が広い、霧で茫・・・ 泉鏡花「茸の舞姫」