幾許（ここだ）とは？意味・読み方・使い方

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ここ‐だ【幾^＝許】
の解説

［副］

１数量の多いさまを表す。たくさん。多く。
1. 「誰が園の梅の花そもひさかたの清き月夜 (つくよ) に—散り来る」〈万・二三二五〉

２程度のはなはだしいさまを表す。こんなにもはなはだしく。たいそう。
1. 「荒磯 (ありそ) 越す波をかしこみ淡路島見ずや過ぎなむ—近きを」〈万・一一八〇〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

幾許の慣用句・熟語(1)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

ここだく【幾許く】

［副］「ここだ」に同じ。「相見ぬは幾久さにもあらなくに—あれは恋ひつつもあるか」〈万・六六六〉

幾許の前後の言葉

幾許の例文(8)

出典：青空文庫

･･･無い事は無いにしろ、幾許するか知らなかった。　皆、親のお庇だね。･･･泉鏡花「女客」
･･･世少年吾等を羨むこと幾許ぞと。余、甚だ然りと答へ、ともに奮励して･･･黒島伝治「明治の戦争文学」
･･･ちろん厄介と云っても幾許かの財産をも預けて寄食していたのだからま･･･幸田露伴「雁坂越」

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