ひっぱりおうりょく【引っ張り応力】
物体が外力によって引っ張られるとき、それに応じて内部に生じる力。
ひっぱりきょうど【引っ張り強度】
繊維や金属などが一定方向に引っ張られたときに、断裂せずに耐える限界の強度。→剪断強度
ひっぱりしけん【引っ張り試験】
工業材料の試験片に引っ張り力を加え、破壊するまでの伸び・耐力などを測定する材料試験。
ひっぱりだこ【引っ張り凧/引っ張り蛸】
1 人気があって、多くの人から争って求められること。また、その人やその物。「あちこちから—の売れっ子」 2 磔 (はりつけ) の刑。「片仮名の木の空で、このやうに手を広げ—は知れたこと」〈浄・歌念仏〉
ひっぱりつよさ【引っ張り強さ】
物体に張力が加えられるとき、破断に至るまでの最大の応力。抗張力。
ひっぱりのみえ【引っ張りの見得】
歌舞伎の見得の一。各人物が互いに心理的に引っ張り合っているような緊張した形に静止する演技。多く幕切れに用いる。
ひっぱりもち【引っ張り餅】
一つの餅を兄弟など二人が引っ張り合って食べること。東北地方で、葬式のときにする風習。