引(き)起(こ)す(ひきおこす)
の例文・使い方・用例・文例(1)
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・・・枯れ萎れた茎の根へ、ぐいと一と鍬入れて引き起すと、その中にちらりと猿の臀のような色が覗く。茎を掴んで引き抜くと、下に芋が赤く重なってついている。常吉はうしろからぽきぽきとそれをもぎ取って畚へ入れる。一と畚溜ればうんと引っ抱えて、畦に放した馬・・・
鈴木三重吉
「千鳥」
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