怨毒(えんどく)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・走り去ること一町ばかり、俄然留り振返り、蓮池を一つ隔てたる、燈火の影を屹と見し、眼の色はただならで、怨毒を以て満たされたり。その時乞食僧は杖を掉上げ、「手段のいかんをさえ問わざれば何の望か達せざらむ。」 かくは断乎として言放ち、大地をひ・・・
泉鏡花
「妖僧記」
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・・・道節火遁の術は奇にして蹤尋ねかたし 荒芽山畔日将にしずまんとす 寒光地に迸つて刀花乱る 殺気人を吹いて血雨淋たり 予譲衣を撃つ本意に非ず 伍員墓を発く豈初心ならん 品川に梟示す竜頭の冑 想見る当年怨毒の深きを 曳手・単節・・・
内田魯庵
「八犬伝談余」
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